タバコがニキビの改善を妨げる

煙の粉塵は毛穴詰まりの原因に

タバコの煙に含まれる粒子は非常に細かく、皮膚の表面に大量に付着します。そして同じく煙に含まれる粘性の高いタールと混ざり、毛穴から皮脂が詰まりやすい状態になり、ニキビの原因になる可能性があります。また、タバコを吸うと毛穴が開きがちになり、皮脂が詰まりやすい状態に。さらに体内の活性酸素によって皮脂が酸化するため、毛穴が黒く目立つようになります。

 

活性酸素で肌の組織がダメージを受ける

タバコの煙には、活性酸素の1種である過酸化水素が含まれています。

肺から吸収された過酸化水素は血液に混ざり、血管を通して全身を循環。過酸化水素には脂質を酸化させて、皮膚組織に有害な過酸化脂質を生成するはたらきがあります。

そのため、ニキビが出来ている部分の細胞がダメージを受けることで、ニキビ跡になる危険度が上がります。

ニキビ跡

血流の低下

肺で取り込まれた酸素は、ヘモグロビンと結びついて全身の細胞へ運ばれます。しかし、過酸化水素は酸素以上にヘモグロビンと結びつきやすい性質を持っています。そのため、タバコを吸うと酸素が全身に充分に行き渡らない状態に。さらに、タバコに含まれるニコチンは、副交感神経を刺激して血管平滑筋を収縮させるため、血流が低下します。

肌のターンオーバー機能が低下

傷ついた肌を修復する細胞が活動するには、酸素が必要不可欠。

血流の悪化によって酸素が不足すると、細胞の代謝活動が低下してニキビの治りが遅くなり、赤みも引かなくなります。活性酸素によって傷つけられた肌組織の入れ替わり(ターンオーバー)が阻害されてしまうため、ニキビ跡になる危険性が高まることに。

古い肌の組織が残っている期間が長くなるため、肌のハリやツヤが失われ、徐々にシミやシワが増えて老けた顔になってきます。

ビタミンCが破壊される

タバコの煙はビタミンCなど体にとって必要な栄養素も破壊します。

数本のタバコを吸うだけで、その日必要なビタミンCは失われてしまうのです。ビタミンCには皮脂の分泌や活性酸素の働きを抑制するはたらきがあり、ニキビ改善には必要不可欠な栄養素です。

喫煙を繰り返すことにより、体内のビタミンCが慢性的に不足した状態を作り出すことに。
そのため、肌の状態は荒れてニキビができやすくなります。

まずはタバコの本数を減らす

1番の対策はタバコをやめてしまうことです。しかし、長年喫煙が習慣化している方は、急にやめることは難しいかもしれません。禁煙していること自体がストレスになり、そのせいでニキビができる可能性もあります。

しかし、比べてみてください。タバコで一時的にストレスを紛らわせている自分と、ニキビがなくなって明るく前向きに生活できる自分。断然、後者のほうがメリットは大きいのではないでしょうか。

ニキビ予防や改善だけでなく、禁煙のメリットはたくさんあります。いきなり辞めるのではなく、まずは1日の本数を減らすことからはじめるのがポイント。

どうしても自力では無理だという方は、禁煙外来なども利用してみましょう。

 

 

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