ニキビ肌の人には向かないピーリングとは?

 

ピーリングはニキビなどの肌トラブル改善に必要か?

あなたの肌にとってピーリングは本当に必要な対策でしょうか。そもそも、ピーリングでなければ、ニキビ跡や赤みは治らないのでしょうか?

ネットや雑誌ではさまざまな情報があふれていますが、自分の肌に適切な方法を選択することが大切です。このページでは、ピーリングの方法や種類、ニキビ肌への影響などを詳しく説明していきます。

主なピーリングの種類とリスク

一般的に知られているピーリングの種類とそれぞれのリスクについてご紹介いたします。

・ケミカルピーリング

肌の表面にクエン酸やグリコール酸など、酸性の薬品を塗り、化学反応を利用して古い角質層や皮脂を溶かすピーリング方法です。ニキビだけでなく、シミやシワの改善に効果があるとして、広く利用されています。クリニック以外にもドラックストア等でも市販されているため、時間がない方でも自宅で手軽に行なえることが特徴です。しかし、肌の性質や薬品の濃度によっては腫れや赤みを起こすこともあるため、使用する際は注意が必要です。

・レーザーピーリング

レーザーを照射することによって、毛穴に詰まった老廃物や汚れを取り除く方法です。

個人差はありますが、照射の際に多少の痛みや熱を感じます。肌の深い真皮まで届き、熱によって肌のはたらきを活性化させる効果もあるとされています。しかし、レーザー照射のあとは、いわゆる火傷のようにダメージを負った状態。皮膚の組織を回復させるための適切なアフターケアをしっかり行わないと、シミや炎症、ニキビが悪化する可能性があります。

・クリスタルピーリング

細かいアルミニウムの粉末を患部に吹きかけ、付着した古い角質や皮脂を吸引して取り除く方法です。化学的な成分を使用しないため、比較的肌への影響が少ないとされています。そのためアレルギーや肌トラブルを持っている方に多く使用されます。肌の凹凸がなくなり、メイクのノリが良くなるなどの効果もあります。しかし、金属の粉末は肌表面の角質を大きく削るため、短期間で集中的に実施することはオススメできません。

ピーリングでトラブルは改善できるのか

ニキビの原因のひとつに、毛穴詰まりが挙げられます。ピーリングは古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進するといわれています。しかし、仮に古い角質を取り除くことはできても、皮脂は止めることできないですし、肌の乾燥を止めることはできません。ピーリングをしても、また角栓やニキビは再発をしてきます。

結局のところ改善させるには肌の力による影響が大きいのです。ピーリングそのもので、トラブルが治るというわけではないですね。

ピーリングの落とし穴

ニキビの原因となっている皮脂や角質を取り除き、一時的にスッキリしたかのように感じるピーリング。ピーリングをすれば、ニキビ跡や凸凹が削られて滑らかな肌になる、というイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかし、実は意外な落とし穴があることをご存知でしたか?

本来、ピーリングとは「剥がす」「皮をむく」という意味。つまり、皮膚の角質を剥がしてしまいます。
その分、肌が本来持っているバリア効果が薄れてしまいます。

また、すでに赤みや痒み、皮剥けなどトラブルが起きている状態で、さらに肌を傷つける行為が有効といえるのでしょうか?

ニキビが繰り返しできている方の場合

ニキビや肌トラブルで悩まされている方は、長期間に渡る症状や対策で肌が弱っている場合がほとんど。そもそも、ニキビは赤みで肌に継続的にダメージを負っている状態。その結果、肌のターンオーバーの力自体が弱まっています。既にニキビで炎症を起こしている場所にピーリングをすると、肌を傷つけるだけで回復しないという状況になります。また、ニキビの原因が皮脂の過剰分泌やストレスであった場合、ピーリングによるダメージで症状を悪化させるおそれがあります。ニキビの周囲やニキビ跡が赤く腫れている、という方は特に注意が必要です。

ピーリングが引き起す肌トラブル

実際にピーリングで肌の悩みが解決した、という人も存在します。

しかし、それは元々ピーリングに耐えうる丈夫な肌を持っている、もしくは適切なアフターケアによってカバーしたからだと考えられます。

適切でないピーリングを行なった場合、肌へのダメージが赤みや皮剥け、痒みとなって表われます。
また、肌のターンオーバーが早まることで、肌が乾燥し、ますます角栓ができやすい肌になってしまうことも。
もともとトラブルが起きている肌でピーリングをすると、髪で触れるなど少しの刺激に敏感になる、普段使っていた化粧水がしみるようになる、という方もいらっしゃいます。

特に赤みのある肌や、化膿したニキビがある場合は、肌がそれだけダメージを負っている状態ということ。ピーリングは知らないうちに肌を傷つけ、症状を悪化させてしまう可能性があるのです。

ピーリング以外でも肌トラブルは改善可能

ピーリングで肌トラブルが治った、という情報をみると、つい試してみたくなる気持ちはよくわかります。しかし、肌の質やトラブルの状態は人によって違うもの。ほかの人が成功した方法で、自分の肌トラブルも改善できるとは限りません。

情報に惑わされずに、ご自身が目指す最善な状態の肌を思い出してみてください。

それは、肌トラブルに悩まされず、肌を健康で綺麗な状態にすることではありませんか?

ピーリング以外でも改善方法はあります。できるなら、肌に負担を掛けない方法で肌トラブルを改善していきたいものです。

ピーリングをしたら、逆にニキビは増えてしまった方です。


●こことみのスキンケアで対策を実施。
ピーリングをしなくても十分にきれいになりました。

 

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こことみでは自然な改善策をご提案

こことみでは、器具や薬品を使用せず、肌本来の回復力を活用した肌トラブル対策をご提案。実際にピーリング以外の方法で多くの方のニキビや赤みが改善された実績が多数ございます。

 

また、ニキビや赤み、クレーターのようなニキビ跡を適切に改善するためには、まず根本的な原因や肌の状態を正しく知る必要があります。