赤ら顔の改善・予防に効果的な食事について

特に暑いわけでも寒いわけでもない、肌のトラブルがあるわけでもないのに顔が赤い。

そんな悩みを抱えている方も多いはず。女性ならメイクである程度隠せますが、男性だとそうはいきません。また、女性だってスッピンでの美肌にこだわりたいもの。

赤ら顔の改善策のひとつとして、規則的で栄養バランスの取れた食生活を心掛ける、というものがあります。ここでは、赤ら顔を食事で予防・改善するにはどのような食事がよいのか。逆にどのような食べものがNGなのかをまとめてみました。

赤ら顔と同時に冷え症対策も重要

赤ら顔は暑がりと勘違いされることが多いのですが、冷え症が重症化することによる「冷えのぼせ」でも顔が赤くなります。これは、体全体の熱量が足りないため、手足など末端部分に血流がいかず、その分顔など中心に近い部分に血液が集中してしまう症状です。顔に血液が集まるので、どうしても皮膚を通して血管が透けて見えてしまう。これが、冷え症からくる赤ら顔の正体なのです。では、赤ら顔と冷え症の人が気を付けるべき食事とは何でしょうか。

 

体を温める食べ物を中心に

栄養のバランスはもちろん大切ですが、体を温める作用のある食品と、反対に冷やす食品があることを覚えておきましょう。赤ら顔や冷え性の改善を目指す場合、体を冷やす食品を控え、反対に温める作用のある食品を積極的に食べることで、末端の冷えや顔の赤みが劇的に改善する場合が多くみられます。体を温める食品の例は以下の通りです。

 

・発酵食品(納豆、味噌、醤油、ヨーグルトなど)

・海藻類(ワカメ、昆布など)

・秋から冬が旬の果物(ブドウ、リンゴなど。ただし柿は体を冷やすのでNG)

・生姜、レモン

・根菜類(大根、ニンジン、ゴボウなど)

 

好き嫌いもあるかもしれませんが、こういった食品を3食のたびに1品は入れるようにすると体の調子がだいぶ改善されます。

 

体を冷やす食べ物って?

体を温める作用のある食品を取ったとしても、同じくらいの量で体を冷やす作用のある食品を食べていたら意味がありません。体を冷やす作用のある食品を以下に挙げます。

 

・夏が旬の果物(スイカなど)

・生野菜(レタス、トマトなど)

・砂糖を大量に使ったスイーツ

・揚げ物など油の多い食品

・ジャンクフード、ファストフードなど

飲み物の注意点はある?

美容には適度な水分補給が必要な事はよく知られています。しかし、水分補給の方法を間違えて、体を冷やしてしまう方が多く見受けられます。

まず、水を飲む時は常温ではなく体温と同じくらい(36~39℃)のぬるま湯で。こうすれば、水分を補給しながらも体温を保てます。

お勧めの飲み物は、紅茶やココアなど発酵させた飲み物。できれば砂糖を入れずにストレートで飲みましょう。また、ハーブティーもお勧めです。ただし、ミントは体を冷やす作用があるため、ミントティーは避けましょう。気軽に取れるものとしてはローズヒップやカモミール、ウーロン茶、ほうじ茶がお勧めです。

コーヒーや緑茶は体を冷やす作用があるため、冷えが改善されるまで控えることをお勧めします。ジュースや炭酸飲料などの清涼飲料水は多量の砂糖を含むのでお勧めできません。特に見落としがちなのが、スポーツドリンクに含まれる糖分。意外と多量の砂糖を含んでいますので、真夏や運動したとき以外は避けるようにしてください。

また、ゼロカロリーやカロリーオフのジュースは人工甘味料で甘みを付けています。この人工甘味料も冷え症の原因となるため、注意が必要です。

 

 

お酒は飲んでいいの?あと、タバコは?

お酒を飲むのが趣味という方もいるでしょう。アルコールは基本的には体を温めるため、適量でしたら問題ありません。ただ、やはり種類によって体を温めるものと冷やすものに分かれるため、自分の体質に合ったものを選ぶ必要があります。

 

・体を温めるお酒の例

日本酒、赤ワイン、紹興酒など

 

・体を冷やすお酒

ビール、白ワイン、ウイスキーなどがあります。

 

会社の飲み会などでは、どうしても最初の一杯はビールが定番。許されるようであれば、2杯目からは日本酒や赤ワインにしましょう。ただし、アルコールの刺激は毛細血管を広げる可能性がありますので、あくまで控えめに。

また、冷え症で悩む人は、赤ら顔に関わらずタバコは厳禁。ニコチンは毛細血管を収縮させるため、症状の改善を妨げます。禁煙外来に行ってでも、辞めるようにしましょう。

毎日の食事が健康な体を作る

好きな食べ物が食べられないのは辛いものかもしれません。特にスイーツやアイスクリームが大好き、という女性にはいささかショックな改善方法かもしれません。
しかし、一生食べてはいけない、というわけではありません。冷え症や赤ら顔の状態にもよりますが、およそ数週間から数か月、対策を継続することで顔の赤みや冷え症はだいぶ改善されるはず。バランスさえ気を付ければ、たまには食べてもOKです。普段の食生活の積み重ねは、自分の体をいたわる意識であり、体の健康状態にも表れるものです。

 

その他での食事の注意点とは?

どのような食材を選べばよいかを解説しましたが、その他にもちょっとした食べ方によって赤ら顔改善に繋げる対策が可能です。まず、食べる時にしっかり噛む事。できれば一口につき20回噛むのが理想です。噛むことで消化がよくなり、栄養の吸収効率が高まります。食べたすぐあとは、何となくボーっとしたくなりませんか?それは体のエネルギーが消化に使われているから。しっかり噛む習慣をつけて消化に使われる余分なエネルギーを節約することで、その分体温の低下を防いでくれます。

 

規則正しい時間に食べる

人間の体には体内時計があり、同じ時間になるとお腹がすくようにできています。しかし生活が不規則な場合、食欲のリズムにムラが発生してしまい、食べ物の消化が胃腸の負担になることもあります。消化の際に消費するエネルギーは相当なもの。不規則な食事習慣ならなおさらです。
でも、お仕事でどうしても食事時間が不規則になってしまう人もいますよね。そういう場合は、うどん、おかゆ、雑炊など消化の良いものを食べるよう心掛けることをお勧めします。

寝る2時間前は食事NG

消化は非常に大きなエネルギーを消費する行為。寝る際にも胃腸が消化活動をしていると、身体が十分な休息を取れません。質の悪い睡眠のストレスが冷え症や赤ら顔の悪化など、悪循環を招いてしまいます。また、深い睡眠中は消化活動がストップするため、栄養素の吸収が滞ってしまいます。
結果的に、栄養バランスの偏った状態が続き、血流が滞ってしまうのです。寝る前にどうしてもお腹が空いたら、温かいココアなどで気持ちを落ち着かせるようにしましょう。どうしても空腹がガマン出来ないのでしたらおかゆや春雨など、消化のよいものを少しだけ食べるというのもアリです。

 

まとめ

赤ら顔の原因の1つが、冷え症にあったとは意外かもしれません。「顔が赤い」という1点のみに集中していると、どうしても本当の原因に気づけないことが多いもの。手足は冷たいのに顔だけ熱いと感じる、あるいは赤く見える人は、冷え症からくる赤ら顔だと思って間違いないでしょう。冷え性も赤ら顔も、普段の食事の意識を少し変えるだけでも、大きく改善できます。栄養バランスの取れた食事を積み重ねて、自信が持てる美肌を目指しましょう。

こことみでは、栄養面でも対策を実施したり、栄養バランスをチェックしたり、食生活面でのサポートも実施します。まずはご相談ください。

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