ニキビは脂性肌にできやすいとよく言われますが、肌が過度に乾燥してもニキビができやすくなります。その原因は肌が乾燥すると。乾燥から肌を守ってくれる皮脂の分泌が減少し、角質が詰まりやすくなるためです。従って、皮脂の分泌過多でできるニキビはTゾーン(おでこや鼻の上)にできやすく、乾燥が原因のニキビは皮脂の分泌が少ないUゾーン(エラからアゴ)にできやすくなります。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下して雑菌などが侵入し、ニキビ生成につながりやすくなるので普段から保湿ケアをしっかりと行いましょう。
化粧水
保湿ケアの定番アイテムです。化粧水のメリットは、手軽にすぐつけられること。乾燥してきたと感じたら、まずは化粧水を肌全体になじませ、水分を補給。そのあとクリームやオイルで水分を逃がさないようにカバーします。
クリーム
刺激や乾燥から肌を守り、しっとりとケアしてくれます。保湿に加え、ダメージを負った肌を修復し、肌にハリを与えていきます。保湿クリームを塗るときは、肌全体にまんべんなく行き渡らせることを意識しましょう。
パック
保湿成分を肌表面全体に行きわたらせることで、長時間水分を保持することに役立ちます。
お風呂上がり、寝る準備の間など、ちょっとした時間に保湿ケアをしてみましょう。
加湿器
保湿ケアは、肌につけるものばかりとは限りません。加湿器やミストで常に部屋の湿度を50%程度に保つことで、肌の乾燥や乾燥によるニキビができるのを防ぐことができます。自分の部屋や仕事のデスクなど、生活スタイルや使用するシーンに合わせて使い分けてみましょう。
また、中には加湿器の中に好きなアロマをセットして、香りを楽しみ、リラックスしながら保湿できるタイプの機種もあります。楽しみながらニキビケアをしてみるのも、お洒落かもしれませんよ。
本気で対策をされたい方は、スキンケア製品やスキンケア方法の選択なども重要になっていきます。
ただ、自分で全てを行なうのは限界があり、ニキビや肌の乾燥の予防や改善については、こことみへご相談下さい。
保湿ケアのタイミング
入浴・洗顔の後
洗顔した後の肌は、皮脂が減少してバリア機能が低下した状態で肌表面から水分が急速に蒸発しています。また、洗顔による摩擦等で肌はダメージを負っており、元の潤い状態に戻すために、皮脂の分泌量が普段よりも増加しています。お風呂上がりや洗顔後は5分以内に保湿を行い、肌のバリア機能が下がらないようにしましょう。ニキビなどの肌トラブルが発生しているときは特に注意して洗顔することをおすすめします。また、熱すぎる温度の浴槽に長時間浸かると、必要な皮脂まで流れ落ちてしまうので避けましょう。
汗をかくような運動の後
激しい運動をすると、当然ですが汗をかきます。汗の分泌は、汗腺がある肌の組織内部の水分を使用して行なわれます。大量に汗をかいた後は、肌自体の水分が非常に少ない状態。運動直後は肌が汗で濡れているように感じても、しばらくすると急速に乾燥していきます。そのため、運動後は保湿ケアで、肌内部のうるおいを補給しましょう。また、保湿とあわせて水を飲むなど、体の内部から水分補給を行なうこともポイントです。ここでの注意点は、汗をかいたまま保湿をしてしまうと、含まれる皮脂が酸化してかゆみの原因になるということです。必ず清潔なタオルやハンカチで汗を完全に拭き取ってから、化粧水や保湿クリーム、ボディオイルを塗るようにしましょう。
就寝前後
就寝中は最も肌の回復力が高まる時間。睡眠状態によっては、体内の成長ホルモン分泌量が最大になり、肌組織の入れ替わりが促進されると言われています。肌の回復力を高めるということは、ニキビ跡の予防に直結します。
肌の状態を整えるためにも、就寝前後はぜひ対策をしておきましょう。
化粧品の選択、使用方法、スキンケア方法によっては肌を痛めたり、傷つけたりする可能性もあります。
流行り、口コミだけに惑わされず、自分の肌に見合った対策方法を実施することです。
痒みの対策以前に大事なこと
痒みに対してお伝えしてきましたが、そもそもニキビが発症するので、痒みが起きてしまいます。
痒みという状態よりも、できているニキビはこれ以上進行させないこと、新たなニキビができないように予防していくことが一番の先決です。
いろいろ対策をしていてもニキビが繰り返しできる、ニキビが減らない人は、対策方法に誤り、商品選択に誤りがある可能性もあります。
まずは原因を確認し、対策方法を考えていくことが、解決への早い道のりです。
自分の肌に見合った対策がわからない人、本気で健康な肌つくりをしたい人は、一度こことみにご相談下さいませ。