ニキビができる人は、脂漏性皮膚炎にもなりやすい

ニキビができた経験がある人は脂漏性皮膚にも気を付ける

現在、脂漏性皮膚で悩んでいる人は、過去にニキビができた経験はありませんか?または、脂漏性を発症してるけど、ニキビもできることはないですか?ニキビも脂漏性になる共通点があります。対策をして健康な肌を取り戻しましょう。

 

ニキビができた経験がある人は脂漏性にも気を付けるべき理由

ニキビ菌もマラセチア菌も皮脂を餌として増殖してきます。そのため、皮脂が多いとニキビ菌もマラセチア菌も増殖する可能性があるということです。

皮脂量が多い肌環境になりやすい人はニキビだけではなく、マラセチア菌による脂漏性や肌トラブルに気を付ける必要があります。

 

実際の事例-1

過去はニキビで悩んでいろいろ対策しているうちに、ニキビが落ち着いてきたが、肌の赤みだけが治らないまま、目の周り以外の赤みが強くなったという人もいます。

ニキビ菌が減っても、マラセチア菌が増殖しやすい肌状態であることです。
こういう方の場合、抗生物質でニキビ菌を殺菌してきた方に起きやすいです。ニキビ菌は殺菌されても、皮脂量が増えたままですし、単に別の症状に変わっただけで、肌の悩みは解決されないタイプです。

 

実際の事例-2

10代や20代まではニキビで悩み、30代は何もトラブルがなかったのに40代になったころから肌の赤みが起きて、皮膚科に行ったら脂漏性皮膚炎と診断されてしまうこともあります。

もともとの体質は変わっていない為、油断をすると常在菌のバランスが崩れてしまうタイプです。
自分の体質を自覚し、発症しても軽度で済むように日頃の対策、また予防対策をしておく必要があります。

 

殺菌しすぎても、常在菌のバランスが崩れる可能性

ニキビやマラセチア菌が増殖しているなら、真っ先に考えるのがニキビ菌やマラセチア菌の排除ですよね。

確かに増え過ぎたものは、抗生物質や抗菌剤で殺菌をしていけば、それらの菌による影響が緩和されます。しかし、ニキビ菌もマラセチア菌も誰の肌にもいる常在菌です。

 

殺菌しても、いなくなることはありません。
そのため、薬で殺菌しても、また再発をしてきます。ずーっと薬を使い続けば、いいのではないか?と思う人もいるかもしれませんが、必要以上に殺菌をしてしまうと、常在菌のバランスが崩れます。
それらの菌が微妙なバランスで存在していることで、他の細菌類の増殖を防ぐなど、健康な肌には必要な菌だったりもします。

過去にもらった抗菌剤や抗生物質が残っているから、自己判断で抗菌剤などを塗っているのはお勧めできません。

見た目は肌の赤みであったとしても、違う肌の炎症が併発していることもあります。
脂漏性による肌の赤みだけが、別の細菌の増殖などで肌の赤みが起きていることも知らず対策をしているケースもあります。

 

ニキビ菌もマラセチア菌も増えないような肌つくり

殺菌することがいけないわけではないのですが、再発しない為にはマラセチア菌やニキビ菌が増えない環境に整えることです。

 

皮脂量を整える

皮脂を餌としているので、過剰な皮脂量はマラセチア菌を増やします。
皮脂量が増える原因は、食事内容、誤ったスキンケア、生活習慣などです。

肌の免疫を下げない

免疫が下がると、細菌の活動が活発になっていきます。また、様々な細菌が侵入しやすくなり、肌の炎症や痒み、湿疹など引き起こします。
肌の免疫が下がる原因は、ストレス、睡眠不足、誤った肌ケアなどです。

 

細菌が増えない肌つくりの対策事例

実際に肌の赤みやニキビを伴う肌の方に、皮脂量を整えるともに、肌の免疫の低下の予防と免疫を向上させるスキンケア対策を行いました。

皮脂量を整えるには、水分と油分のバランスを整えることです。それには、美容機器や薬よりもスキンケアです。また、間違ったスキンケアも皮脂量を増やします。
スキンケアの見直しと、毎日のスキンケアで皮脂量を整える対策をしましょう。

免疫を下げないようにするには、強い刺激を与えないことです。レーザー(光治療)やダーマペン、ピーリングなどの美容機器による刺激や普段のスキンケアにおける刺激なども、肌の免疫低下につながります。また免疫を上げるには、スキンケアで十分な潤いを与えることです。

 

どうやってスキンケアをするか?について

今の肌状態や過去の経緯、体質などを確認したうえで、見合ったスキンケアや対策の進行をしていく必要があります。

まずは、こことみにご相談ください。