夏になると眉間や眉毛が赤くなり、目立つようなことはありませんか?原因を知り、適切な対策をお勧めします。そのような方は、皮膚科では脂漏性皮膚と診断されることも多いです。
眉間の赤みの原因
- 皮脂の影響
気温が高くなると皮脂の分泌が活発になます。もともと眉毛や眉間は皮脂腺が多い部位です。そのため、剥がれた角質が増えて、皮脂が増加すると、毛穴が詰まりやすくなります。
毛穴が詰まることで、皮脂を餌とするニキビ菌の増加、マラセチア菌の増加が起きやすくなり、ニキビや角栓が増えたり、マラセチア菌の増加による炎症が起きたり、眉間の赤みが目立つようになります。
- 自律神経の乱れ
外は気温が高いが、冷房の効いた室内は、かなり涼しく感じることはないでしょうか?温度差の大きい変化は自律神経が乱れがちになります。
自律神経が乱れることで、血流のバランスが悪くなり、肌の細胞へ必要な酸素や栄養の供給が減ります。その結果、ターンオーバーが乱れて、毛穴を詰まらせることに繋がります。
また自律神経の乱れは体内の炎症を引き起こしやすくさせるとも言われています。せっかく落ち着いていた肌も、また肌の赤みや肌あれが再発しやすく、ニキビ跡の赤みが長引く要因にもなります。
誰でも眉間や眉の肌が赤くなる要因はあるのに、トラブルが起きるのは一部の人
皮脂の分泌量の増加や自律神経の乱れが起きるのは仕方のないことではありますが、すべての人が、脂漏性の症状やニキビができるわけではありません。
肌の悩みを解消していくには、きちんと、自分の肌と向き合って対策をすることが大事です。
単に肌の赤みだけ、ニキビだけを対策すると、肌にとってダメージが大きく、思わぬ肌トラブルを引き起こすこともあります。
脂漏性やニキビの症状を発症しやすい人の特徴。
- すでに眉間の部分の肌状態が荒れている
肌が乾燥していたり、バリア機能が低下した肌は毛穴が詰まりやが起きやすい状態です。
- 常在菌のバランスが悪い
ニキビ菌や脂漏性に関する菌は誰の肌にも存在する菌です。
ニキビ菌やマラセチア菌は普段はおとなしい菌であり、それらの菌以外にも、肌にとってよい作用を示す菌がいますが、それらのバランスが崩れてしまうと、炎症を起こしてしまいます。
- 体質が関係
普通の人と比べて症状を引き起こす要因が増えるとすぐにトラブルを引き起こしやすいというタイプです。
眉間の赤みや眉毛の赤みの改善策は
- 乾燥させないケアとバリア機能を強化
- 常在菌のバランスを乱さない
- 自分の体質に見合った対策をする
乾燥させないためには、毎日のスキンケアが大事です。保湿をしっかり行い、洗顔は脱脂しすぎないことです。ただ、保湿や洗顔などはすでに行っている方もおおいはずです。
そこで違ってくるのが、体質に見合った化粧品選びとスキンケアをしているか?です。
単に適当に化粧水で保湿をすればよい肌ではないことも多いです。
こことみでは、カウンセリングをお受け頂くことにより化粧品のご提供以外に、個々の体質を考慮したスキンケアのご提案をさせて頂いております。
常在菌のバランスが乱れている要因の1つに、薬や殺菌成分の連用があります。
肌にとってよい菌まで殺菌されてしまうと、もともと悪さをしないニキビ菌やマラセチア菌が増加して悪さをしたり、別の悪さをする菌が増えたりします。殺菌し過ぎも要注意です。
こことみでは、カウンセリングをお受け頂くことにより、過去の経緯による様々な肌ダメージも含め、今後の肌に必要な対策は何かをご提案させて頂くことができます。
様々な情報を見ていれば、自分で解決できると思いがちですが、簡単に解決できない複雑な要因を絡んでいることが多いです。
まずは、自分の肌について知り、適切な対策を実施してみませんか?