顎ニキビの特徴
口まわり、首筋と顔の境目などのフェイスライン(Uゾーン)は、ニキビが繰り返し発生しやすい部分です。顎ニキビは、加齢によるホルモンバランスの変化や、仕事など生活環境でのストレスが多い大人にできやすいため、しばしば「大人ニキビ」の代表格としても扱われます。
顎ニキビのよくある悩み
・顔の輪郭にニキビがあると目立つ
・触れると痛みやすく、ストレスが溜まる
・繰り返し再発するため、治りにくい
・加齢でニキビができやすくなる
顎ニキビの原因
①ストレスや加齢によるホルモンバランスの乱れ
ニキビと体内のホルモンバランスには、大きな関連性があります。
特に顎はホルモンが大きく作用する部分であるため、ホルモンバランスの変化に影響されやすいといえます。
体内のホルモンバランスを調整しているのは、交感神経と副交感神経という2つの自律神経。そのうちの交感神経が男性ホルモンの一種である『アンドロゲン』を分泌させる指令を出しています。アンドロゲンはヒゲなどの体毛を濃くし、脂質の分泌や肌の角質化を促進させるはたらきがあります。
しかし、不規則な生活リズムや偏った食生活を続けていると、脳がストレスを感じて、アンドロゲンが過剰に分泌されるようになります。その結果、余分に作られた角質が毛穴に詰まり、脂質が蓄積されて、ニキビができる原因になります。また、加齢によって自律神経のはたらきのバランスが崩れ、男性ホルモンが多く分泌される体質になる場合もあります。
②皮脂や雑菌
フェイスラインは、顔のほかの部分に比べて皮脂や汗の分泌が多いという特徴があります。溜まった皮脂や汗に雑菌が繁殖してニキビが頻繁にできる環境と言えます。
また、顎は手や物が頻繁に触れやすい部分です。さまざまな雑菌が付着した手で何気なく触ってしまうことで、ニキビの治りが遅れる原因になります。
③乾燥や刺激
顎や口まわりなど、フェイスラインの皮膚は特に薄くデリケートな部分です。
日々のメイクやヒゲ剃りなどの刺激によって、ニキビが治りかけては悪化する、または増えるといった悪循環におちいるケースも少なくありません。
また、乾燥も大きな原因のひとつです。水分不足の状態が続くと、肌表面を保護している皮脂のバリア能力が低下します。その結果、乾燥した角質や皮脂は硬くなり、毛穴に詰まりやすくなります。
顎ニキビの予防策
・ストレスを溜めない
顎ニキビの原因が自律神経の乱れにある場合、自分では意識していなくても、脳や体にストレスを感じている場合があります。
食事や睡眠時間など生活習慣のリズムを見直し、徐々に体を副交感神経が活発になるようにしましょう。また、定期的に運動をするなど、適度にストレスを発散し、なるべくリラックスできる環境や機会を作ることも重要です。
・フェイスラインのスキンケア
乾燥や雑菌が繁殖しやすい状態をつくらないようにしましょう。
ニキビの原因は皮脂や角質の過剰な分泌と肌表面の雑菌です。フェイスラインや顎は清潔な状態にしましょう。また、乾燥状態は肌のバリア機能を低下させるため、清潔にするだけではなく、その後の保湿ケアも重要です。
肌状態も異なりますので、こことみでは、個々にスキンケア方法を作成しご提供させて頂きます。
・とにかく手を触れない
フェイスラインは、頬杖など日常のさりげない動きで触れやすい部分です。手や物でニキビに触れると、雑菌や刺激を与えてニキビが悪化する原因になります。ニキビによる痛みや違和感が気になってもなるべく触れないように意識しましょう。
上記でも顎ニキビが改善しない場合は、こことみにご相談ください。顎ニキビの原因を、複数のアプローチによって割り出し、効果的な改善策のご提案をいたします。
男性の顎ニキビ
男性で毎日ヒゲを剃る方の場合、顎に繰り返し刃物を当てると、厚さがわずか0.02ミリしかない『角質層』に小さなキズが付きます。皮膚や毛穴の小さなキズには、肌が持っているバリア機能が失われるため、雑菌やカビが侵入しやすく、ニキビが悪化する原因になっている場合があります。
特に男性はフェイスライン上の皮膚から分泌される皮脂の量が元々多く、ヒゲに雑菌が繁殖しやすいため、顎ニキビが治りにくい傾向にあります。
なかなか治らない顎や髭の中にできるニキビも、正しい対策を行うことで、髭を剃ってもニキビができにくい肌にすることができます。こことみでは、顎ヒゲのニキビも改善していく方法をお教えします。
女性の顎ニキビの原因
女性のフェイスラインの毛穴は、頬や鼻などに比べても特に小さい特徴があります。
しかし、皮脂や汗の分泌は多いため、毛穴詰まりを起こしやすくなります。
また、女性は男性と比較して、顎周りの筋肉量が少なくなりがち。それにより、細胞内のリンパ液の循環が滞って水分排出量も低下するため、肌に老廃物や毒素が停滞しやすくなります。その結果、肌のバリア機能が低下し、赤みやかぶれなど肌トラブルの症状悪化を引き起します。
また、生理前後の女性の体内では、男性ホルモンに似た働きをする「黄体ホルモン」が分泌されます。黄体ホルモンは皮脂の分泌を促進する作用があるため、顎ニキビができやすくなります。
ニキビ対策のために婦人科に行って、ホルモンを調節するピルを処方してもらう方もいらっしゃいます。しかし、副作用など体への影響を考えるなら、薬を使用しない改善方法をオススメします。こことみでは、女性特有のニキビ改善のご相談も承っています。
できるなら薬を使わず、ホルモンの変動に左右されない肌作りを目指しましょう。
●社会人女性の感想
乾燥した顎まわりの肌もしっとりとしてきました。肌触りもザラザラから滑らかになっていきました。
顎ニキビを対策したお客様の声