一般的に不規則な食生活、睡眠不足、溜め込んだストレスなどが原因によって顔、もしくは顔周りにできるニキビ。
その中でもデコルテ、うなじ、フェイスラインなどの首周りにニキビができたことがある方も少なくないと思います。しかし首周りにできるニキビは顔とは違ってどう対処すればいいのか、原因もあまりわかりませんよね。
ということで今回はそんな首周りニキビができる主な原因と、首周りニキビを治すための方法をいくつかご紹介していきたいと思います。
首の周りにニキビができる原因とは?
そもそも顔ではなく首に周りにニキビができる理由は何なのでしょうか。
ニキビができる部位や原因を、一つずつ見ていきましょう。
シャンプー・コンディショナーのすすぎ不足
ニキビの原因のひとつが、シャンプーやコンディショナーであるという話は聞いたことがあるかもしれません。
お風呂で髪を洗ったときのシャンプーやコンディショナーを完全に洗い流せていないと、その残ったシャンプーやコンディショナーに雑菌が繁殖し、そこからニキビになってしまうのです。
この対処法としてはシャンプーなどの洗い残しが原因の場合、自分できちんと洗い流せていることを確認するしかありません。
手で触ってみてヌルヌルが完全になくなったと感じるまで、きちんと洗い流すことをおすすめします。
ホルモンバランスの乱れ
首にできるニキビは、ホルモンバランスの不調や乱れが直接関わっていると言われています。
ストレスがかかっていることによる男性ホルモンの活発な分泌で皮脂量が増えてしまい、それに伴いニキビができやすくなってしまうのです。
対処法としては、自分の生活習慣を見直して規則正しい生活を送りましょう。
不規則な食生活、睡眠不足が多いと自然とホルモンバランスも乱れてしまいます。
無理な食事制限、過度なダイエットなどをやめ、まずはバランスの良い食事を心がける、睡眠をしっかりと取る、適度に運動をする。この3つに日頃から気をつけてストレスを溜め込まないようにして、ホルモンバランスの乱れによるニキビを解消しましょう。
首周りの血行の滞り
首周りの血行が良くないことでもまた、首ニキビができやすくなります。
特に起こりやすいのが、運動不足の人、姿勢が悪い人、よく肩こりになる人、この3つですです。
対処法としては、首周りをほぐしたりストレッチをすると血行が良くなり、ニキビができにくくなります。
特に学生さんや、デスクワークの多い会社員の方は勉強、作業の合間にストレッチをすることをおすすめします。
ストレッチのやり方としては、肩、首の力を抜いてから首を回し、今度は反対向きに回します。
首を痛める可能性があるのでゆっくりと回しましょう。
首のストレッチは他にも様々なやり方があるので、ぜひ一度調べてみてください。
首や背中にできる赤いニキビのようなブツブツ
ニキビの場合もあれば、ニキビ以外のブツブツ、あせもだったり、様々な状態が考えられます。
ニキビ以外の赤いブツブツの場合は、毛穴の詰まり、皮脂、毛穴の奥に菌が侵入することが原因とされていて、皮脂の詰まりによって皮脂を栄養とする菌が繁殖したり、細菌やカビの一種が皮膚組織に入り込むことで赤いブツブツができてしまいます。
毎日お風呂に入っていて体も洗っていれば清潔だというわけではないのです。この細菌などは健康的な皮膚の表面に存在する常在菌なので、誰にでもあり得る原因なのです。
細菌による赤いブツブツと聞くと、皮膚科の薬や市販薬を買ってを塗ってしまいがち。すぐに状態が落ち着けばよいいのですが、治っては再発を繰り返すことがあります。その場合、ダラダラと薬を使うことになり、薬による影響が肌にでてきてしまう場合もあります。
薬で必要な菌まで殺菌してしまうと、別の肌にはいない細菌の侵入や増殖でトラブルの悪化になりかねませんので、良くわからない場合は、自己判断をするよりも、専門家に相談してみましょう。
本来であるならば、もともと肌に生息する菌ですので、いかに常在菌のバランスを整えていけるかが大事です。
デコルテにできるニキビ
胸元に近い部位は、皮脂腺が発達しているので、そもそもニキビができやすい場所でもあります。
胸腺から胸元にかけてをデコルテと呼びますが、その辺りにできるニキビは傷、摩擦など肌への刺激によって起こることが多いのです。
ネックレスのようなアクセサリーや、冬ではマフラー、ストール、髪の毛の毛先などの刺激でできる細かい傷から細菌が入りそれが繁殖して、ニキビの原因となってしまうのです。
他にも衣服のスレで起こる摩擦による傷もまた、菌が入る原因になってしまいます。
デコルテのニキビも背中と同様、ニキビ跡のしこりができやすい部分です。しこりは、赤みを帯びて、固く盛り上がった状態です。対策が非常に難しいので、しこりにさせない対策を。
対処法としては、刺激を減らすことを心がけてみましょう。
アクセサリーでオシャレをしたい気持ちは良くわかりますが、それが要因でニキビが増えていたり、赤みが増しているのであれば、ニキビができている間は他の場所でオシャレをして頂くことをお勧めします。
一般的に、首周りは他の部位よりも肌の脂分が多く、汗も溜まりやすい場所です。汗をかいたらこまめに拭き取る、夏の薄着の時も紫外線対策を忘れずに行いましょう。
うなじにできたにニキビ
このうなじニキビは考えられる原因が大きく分けて2つあるので、それぞれ分けて紹介します。
まず1つめはうなじの日焼けです。
そもそも、うなじは紫外線が当たりやすく、日焼け対策がしっかりできない部位です。この日焼けによって肌が乾燥してしまい、乾燥によって肌の表面に傷ができやすくなります。一つ前で紹介したようにその傷から菌が入り、繁殖することによってニキビができてしまうのです。
対処法としては、日焼けが原因なので、日焼け対策をしっかりとします。
日焼けによって肌を乾燥させないためにも日焼け対策をしっかりすることが大切です。夏に首や首あたりを出していることが多い方などは特にUV対策をしっかりとるように心がけましょう。
2つ目に原因と考えられるのは、うなじ、首周りの汗の蒸れです。
当然ながら、肌が清潔に保たれていないこともニキビの原因になります。
うなじは汗をかきやすく、髪で隠れているので、汗で蒸れやすい部位でもあります。言い換えれば、ニキビができやすい場所でもあるのです。
さらに、この汗による毛穴汚れもニキビの原因になります。
対処法としては汗の蒸れが原因なので、よく汗をかき暑さで蒸れやすい夏場などはこまめに汗を拭いてうなじが蒸れないようにすることが大切です。
毛穴汚れを防ぐためにうなじを清潔に保つことも絶対に忘れないようにしましょう。
うなじニキビで悩んでいる方は、まずは今紹介したこれらのポイントに気を使って生活をしてみてください。
体の冷えによるニキビ
下半身が冷えやすい方もまた、首周りにニキビができやすいことが多いです。
その理由は、体の冷えで血流が滞っているため、首周りに血流が回らなくなってしまい新陳代謝が促進されず、ニキビができてしまい、更に冷えせいでニキビが治りにくくもなるのです。
対処法としては、とにかく体を温めて冷やさないようにすることです。
しかし、首を温めるためにマフラーを使う方は、このマフラーに注意が必要です。
冬などはほぼ毎日使うマフラーには、汗や落としきれていない化粧品など様々なものが付着して残ってしまいます。そこから細菌が発生し繁殖し、肌にも移る可能性があるのです。
そのため、体の冷えが原因と思われ、首周りをマフラーで温めようと思っている方は、マフラーをこまめに洗い清潔に保ち、首も同じようによく洗うように心がけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか、みなさんが悩んでいる首ニキビの原因として疑わしいものはありましたでしょうか。
もしあったのなら、まずはここで紹介した対処法をぜひとも試してみてください。
それでももしこれらの方法を試してみても、ニキビが再発する、悪化している、といった場合は、一人で考えているよりも、ご相談下さい。
ニキビの根本的な原因を対策する必要があります。あなたがどうしたいのかで、対策内容も変わっていきますので、カウンセリングをお受けになることをお勧めします。
こことみによる首ニキビ対策の事例はこちら
首ニキビの対策は場所的にケアが難しいところがあります。
あなたに合った対策方法ができれば、見せれる首元に。
しばらくは対策してても繰り返しニキビができましたが、頑張って対策を継続することで、ニキビのない首になりました。