肌が赤くなりやすい方や、肌が弱いことを自覚されている方の場合は、いろいろな成分が入っているよりも、必要な成分だけを入れて作ったオリジナルな化粧品のほうが、安心というようなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
手作り化粧品のメリット
手作りだけに、どんな成分を入れたらよいか、どの量を入れたらよいのかを入れたら良いのか、悩むところかと思いますが、手作り化粧品の作り方については、ネットや本などに載っているかもしれません。自分で作れる楽しさもありますよね。
自分の肌に合わない成分は配合しなくても良いですし、また、赤ら顔に効きそうな成分も好きなように配合できるというオリジナル化粧品ができるメリットがあります。
●手作り化粧品のイメージ
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- 自分だけの特別な化粧品
- 自分で選ぶので安心
- 経済的に負担が少ない
- 好きな香料も入れることができる
- 肌に良い
- 化粧品を作ることが楽しい
間違った作り方や保存方法で危険なものになってしまうことも事実です
●成分を間違える
基本的なベースは作れるかもしれませんが、やはりそこからのオリジナルな化粧品というと難しくなるのではないでしょうか?
成分にも油性、水性などの種類もあれば、成分同士の相性もあると思われます。
シミに悩んでいるのでビタミンCの成分をたっぷり配合すれば、シミに効くだろう・・・とか、ヒアルロン酸は赤ら顔に良いらしいから、たくさん入れてみよう・・と思って、入れる量を間違えると、かえって肌に刺激を与えて、赤みが起きる、痒みが起きる、などの肌トラブルが起きてしまうこともあります。
成分の知識ももっていないと、なかなかオリジナルな商品は難しいかもしれませんね。
まずは赤ら顔についての知識や、成分についての知識も必要になります。
そもそも、赤ら顔は成分で治るわけではありませんので、そこからの認識が必要になります。
●分量を間違えるいざ、自分に合った赤ら顔の化粧品を作ろうと思っても、分量を量る必要がでてきます。
計量スポーンや小さい泡立て器、ビーカーなど耐熱容器、アルコール温度計など、ほぼ、理科の実験につかう器具のような物が必要になります。以外と化粧品を作る前にひと手間は必要かと思われます。
しかし、分量を間違えると、刺激な量になってしまうこともありますので、量は大事ですね。
●以外と容器に問題があり?手作りだけに、容器も可愛い容器や、持ち運びやすい容器などを考えてしまうかもしれませんね。しかし、成分によっては、光で変色したり、香が容器に残ってしまったり、成分が容器と反応して、溶解してしまったり、臭いがでてきたりするものもあります。
出来上がって、蓋を開けたら、変な臭いがする・・・なんてこともあるかもしれません。
●衛生管理が甘かった。市販の化粧品は容器もすべて滅菌、製造過程での工場内ももちろん、雑菌が繁殖しないように、侵入しないように、衛生管理がしっかりしています。
また、防腐剤や抗菌剤が含まれているので、使用期限も長く、安心して化粧品を顔に使用することができます。
しかし、手作りで化粧品を作る際は、防腐剤や抗菌剤が含まれていないですし、素手でやってしまったり、容器や器具の消毒や殺菌などが不十分だったりすると、細菌が繁殖している化粧品を使うことになってしまいます。食中毒や皮膚の感染症などを引き起こす黄色ブドウ球菌などが知らず知らずのうちに繁殖し、肌トラブルを悪化させてしまうということです。
特に赤ら顔の方は、皮膚が薄い、刺激物に反応しやすい、侵入しやすいということがありますので、清潔に心掛けることは大事ですね。
●保管方法や使用期限を間違えた市販の化粧品を2週間以内や1か月以内に使い切るのがほとんどです。そのため、大量に作るわけにはいきません。ちょっとくらいは大丈夫だろう・・・なんて思って使っていると、雑菌が繁殖していたり、成分が劣化して刺激を起こしたり、赤みを気にしている部分が余計に赤みを帯びてしまうこともあるかもしれません。
防腐剤が入っていない分、手作り化粧品は短い間で使い切ることが大事です。
手作り化粧品は必ずしも安全、肌に良いということではありません。
肌トラブルがあって、いろいろ化粧品を使うと反応してしまう方にとっては、手作りは非常に安心できる化粧品というイメージもあるかもしれませんが、作る上でいろいろと注意点や時間と手間がかかります。
手間をかける必要があるのは、毎日のスキンケア
赤ら顔など、トラブルが起きている時は、化粧品選びは慎重になったり、時間と手間をかけたりする必要があるかもしれませんが、それ以上にかける手間は、毎日のスキンケアと生活習慣、食生活です。
仮に赤ら顔専用の化粧品を使い始めても、翌日、肌トラブルがなくなるわけではありません。
毎日のスキンケアを継続していく中で、健やかな肌に整えていくことが大事です。その手間は必要になります。
自分の赤ら顔の状態をまずは確認し、自分の肌に必要なスキンケアをまずは、考えていきませんか?