酒さ様皮膚炎になる人は男性も女性もいます。男性は肌の悩みを相談しにくいということもあるかもしれませんが、女性のほうが比較的多いです。それも、30代以上の女性、40代、50代、60代など、年齢は幅広いです。
70代の方からも相談されたこともあります。
年齢が高い人はメイクで隠して悩みを諦める人もいますが、60代、70代でも人と交流があれば、やはり視線は気になりますよね。
お友達とランチに行くのに顔だけが赤い
お友達から温泉旅行に誘われているけど、すっぴんを見せたくない
趣味の集まりでは男性もおり、顔が赤いのが恥ずかしい
など、顔の赤みを気にせずに楽しみたいですよね。
酒さ様皮膚炎の特徴は・・
もちろん、酒さ様皮膚炎と言っても症状は人それぞれですが、よくありがちな症状は以下の通りです。
・顔が異常に赤い
・顔が赤いのに痒みはない
・顔が赤いのに、しみることは少ない
・ニキビのようなぶつぶつができるのを繰り返す
・顔全体も赤い人もいるが、鼻から眉間、頬など顔の中心が赤くなりやすい
普通であれば、炎症が起きている肌は刺激物が侵入しやすいので、痒みやしみるということが起きそうですが、顔があれだけ赤いのに、痒くない、化粧品がしみないという人もいます。もちろん、痛い人や痒みやしみる人もいます。
顔が赤いのに、痒みやしみることがない人たちは、過去に薬を結構使用された方が多いです。
痒みを感じなくなってしまっているかもしれませんね。
酒さ様皮膚炎の原因
- ・長年の過度なスキンケア
- ・刺激の強すぎる化粧品の使用
- ・長年のステロイド使用
もともと赤ら顔で悩んでいたので、皮膚科に行くと多くの人が、とりあえず「ステロイド」を処方されて様子をみるというケースが多いです。
一度で症状が落ち着けば、連用することもないのですが、再発を繰り返す人たちは、長年ステロイドを使用することが多くなります。またステロイドの強さも、最初は2~3だったのに、そのうち4という強めのステロイドを使用したり、お客さまのほうから、治らないので強いステロイドを希望していたケースもありました。
知らずに、ステロイドによる影響で酒さ様皮膚炎になってしまう方も増えています。
長年のスキンケアと化粧品選びに問題
ステロイドや薬を使った経験はないのに、このような酒さ様皮膚炎のような症状の人は、今までのスキンケアと化粧品に問題があるということを認識することはとても大事なことです。
長年の対策の間違いで起きた酒さ様皮膚炎の症状を回復するには、とても長い時間がかかります。
長い時間かかることも理解していない人は短期間で判断し、途中で断念する人もいます。
また長い期間に耐えられなくて諦める人もいます。
再び、広告や言葉につられて、また刺激の強いケアや化粧品を選んでしまえば、肌の状態はますます悪くなっていきます。
治すことばかりの対策を探すよりも、もう一度赤くなってしまっている原因を確認してから、貴方に必要な対策を行うことをお勧めします。