肌が痒くなる時は、自宅に帰ってからとか、布団に入ってからなど、夕方や夜にかけて起きていることがありませんか?なぜ、痒くなるのか?の原因を理解し、少しでも痒みによる不快感は減らしていきたいですよね。
肌が痒くなる原因
- 体温が上がるため
食事や入浴、布団に入ることで、体温が上昇しやすい環境になるため、痒みを伝える神経の働きが活発になり、痒みを感じやすくなります。
- 副交感神経が優位になるため
寝ているときに、無意識に掻いてしまって朝起きたら、傷だらけという人も。日中は交感神経が優位になり、自宅でくつろいでいる時や、寝ている時は副交感神経が優位になるため、血行が良くなり、痒みがおきやすくなります。
- 副腎皮質ホルモンの分泌が低下するため
副腎皮質ホルモンの1つにステロイドの分泌が行われます。ステロイドというと、薬と思う人もいますが、ステロイドホルモンは本来、腎臓の上にある副腎皮質から分泌されているものです。夜になると、ステロイドホルモンの分泌が低下するために、炎症が起きやすくなったり、炎症が悪化したりすることで、痒みに繋がります。
痒みの対策方法として
- 冷やす
血行が良くなるとヒスタミンの分泌も増えて痒くなるので、患部を冷やすことです。
ただし、氷や保冷剤で冷やすことは避けましょう。
必要以上に患部を冷やすと、今度は温めようと血管を拡張させ血行をよくしてしまいます。
そのため、痒みが起きやすくなります。
極端に冷やすよりも、タオルを水道水で濡らし患部に当てるくらいでよいです。
痒みが起きやすい時や痒い時は、ぬるめのお風呂にしましょう。
- 気分転換、ストレスの解放
交感神経が強いとその反動で副交感神経も強く働くようになります。
交感神経を働きさせ過ぎない(ずっと優位にさせない)ように、仕事の途中や会議の終わった後は休憩をしたり、休みの日は気分転換したり、ストレスを解放することが大事です。
- 炎症を沈静させる
炎症が起きると痒みも起きやすくなります。
炎症を沈静させるケアについては、肌状態や肌トラブルの経緯が異なりますので、すでに「こことみ」で対策を受けている方は、先生の指示を受けてください。
疲労があると炎症も起きやすく、炎症が広がります。
睡眠を取るなどして、疲労を減らしましょう。