アトピー性皮膚炎が原因の赤ら顔の特徴

キレイな素肌は男女問わず憧れるものですよね。最近はメイクでさえ、すっぴん風が流行り。ナチュラルな素肌の美しさは本当に素敵ですし、だからこそ自信を持てるようになりたいと思う方も多いでしょう。

そんな中、アトピー性皮膚炎の人はとてもつらい思いをしていることでしょう。肌がピリピリするだけでも辛いのに、跡が残って赤ら顔になってしまうなど、悩みを挙げるとキリがありません。アトピー性皮膚炎は肌の痒みと赤みで悩むことが多いです。肌の赤みが続くと、シミになってしまいますので、悲しいですよね。

 

●アトピー性皮膚炎で赤ら顔になる原因

アトピー性皮膚炎って辛いですよね。肌がピリピリするし、食べるものも制限があるし…その上、赤ら顔にまでなってしまうのですから、なんでこんな思いを?と悩む人も多いと思います。

でもアトピー皮膚炎でどうして赤ら顔になってしまうのでしょうか?

原因の1つはステロイド剤。ステロイド剤には血管を広げる副作用があるため、顔の毛細血管が表皮から透けることにより、赤ら顔になるのです。

 

その他には、肌のバリア機能が低下していることで、肌が乾燥し、外界からの刺激を受けやすい状態になります。刺激を受けることで、赤みが起きてしまいます。同時に肌が乾燥することで、痒みも起きますので、ひっかくことで、さらに肌が傷つき、赤みが強くなり肌の状態が悪化して赤ら顔になってしまうことがあります。

赤ら顔

●焦らずに肌と向き合いましょう。

アトピー性皮膚炎の痒みは度合いによって、睡眠不足になったり、仕事に集中できなかったりすることがあります。

搔いてはいけないとわかっていても、無意識の間に搔いてみたり、我慢をすることが、ストレスになっていたりするので、余計に赤みが強くなります。

また、ストレスは肌に悪影響を与える活性酸素を増やし、益々、肌の赤みが強くなってしまいます。このように、アトピー性皮膚炎は対策がむつかしい肌であります。

 

そのため、ついステロイド剤など即効性のあるお薬に頼りたくなるのです。ステロイド剤などでとりあえずは肌の状態が緩和されるので、つらい時にはとても助かる対策であります。

たとえ、赤みが強くでていいても、気にならなければ、ステロイド剤を塗れば、再び痒みがおさまるので、睡眠不足は一時的に解消されます。

 

ですが、皮膚科でもらうステロイド剤などのお薬だけに頼っていては、一時な対処になるだけで、本当の意味での改善にはつながりません。

赤ら顔と薬

日常生活でも対策できることがあります。

掻きすぎたりすることでも赤ら顔にもなってしまうので、そうならないためにも、爪は短く切っておきましょう。ご自宅で過ごす場合などは髪の毛が触れないように、ピンでとめておくのもいいですよね。

 

食事は和食を中心にしてお肉が食べたいなら、自宅で料理をしたものにしましょう。ジャンクフードは避けるようにしてください。とは言っても食事は楽しむもの。医師から厳しい食事制限を言われている場合は医師の指示を守らなければいけませんが、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させない程度に楽しむこともアトピー性皮膚炎の大敵とも言えるストレスをためない方法の一つです。

また、ハーブティーやアロマなどの活用も睡眠不足やストレス解消に有効です。ただ、寝る直前まで、スマートフォンやパソコンをいじるのはなかなか寝つけない原因になるので避けましょう。

●肌の基本的な構造を理解しておく

私たちが通常、『肌』と呼ぶ皮膚の部分は、いくつかの層に分かれています。そして年齢にもよりますが、1か月から2か月にかけて組織の入れ替えを繰り返しているのです。この働きをターンオーバーと呼びます。薬や生活習慣の見直しでアトピー性皮膚炎の症状が改善されたとしても、この肌の層が正常な状態になっている訳ではありません。

あくまで皮膚の一番外側、表皮の部分の調子が良くなっただけと考えてください。肌の内部は、まだ混乱したような状態が続いているのです。そのため、健康な状態の肌を目指すためには、適切なケアを継続し、ターンオーバーを繰り返して肌を健康な状態へと近づけることが必要なのです。

 

 

●健康な肌の状態ってどういう状態?

健康な肌の状態とは、ターンオーバーが正常に行なわれていること。そして肌のバリア機能がしっかりと働いているというポイントも挙げられます。

表皮のすぐ下にある角質層という部分は、外側からの刺激をシャットアウトする機能があります。これが肌のバリア機能です。ハウスダストなどの影響を受けずに、健康な状態の肌を保ってくれます。このバリア機能を促進するのがターンオーバーの時に体内で生成されるセラミドという成分。セラミドは角質層の中に存在しており、肌の潤いを保つ役割を果たします。

 

●セラミド生成に必要なもの

では、このセラミド生成には何が必要なのでしょうか?まずは規則正しい生活と、バランスのとれた食生活です。この2つがターンオーバーの促進には不可欠。また、セラミドはこんにゃくに多く含まれているので、普段の食生活にこんにゃくを取り入れると美肌につながります。可能ならこんにゃく芋をたっぷりと使ったメニューを定期的に食べてみましょう。こんにゃく以外では、黒豆や小豆、ゴボウなどに含まれています。基本的に黒い色の食材がセラミドの生成をサポートしてくれると考えましょう。これに体の血行を良くする緑黄色野菜を組み合わせると効果が倍増します。

 

●季節の変わり目は要注意

アトピー性皮膚炎はストレスや生活習慣、環境などの要因が複雑に絡むことで、症状が良くなったり、悪くなったりします。

 

その1つに季節の変化です。赤ら顔が軽くなる時があります。それは、秋から冬にかけてのシーズンです。

時期的には肌が乾燥して痒くなり、赤みも強くなる場合もありますが、湿度が低いので、皮膚のブドウ球菌が増えることが少ないです。また、部屋のダニやカビも減ることによって、症状が軽減されることが多いです。しかし、アレルギーと無関係のアトピー性皮膚炎の場合は、乾燥することが悪化の要因になることがあります。いづれにしても季節の変わり目が肌の状態に関係しているので、季節の変わり目には気をつけましょう。

●乾燥させないこと

アトピー性皮膚炎の方は保湿力が低下しているため、肌は乾燥しやすい状態になっています。また、アトピー性皮膚炎でなくても年齢とともに保湿力が低下しやすく、乾燥しやすくなります。さらに空気が乾燥しやすい冬となれば、肌も乾燥しやすい状態になります。

従って、室内の湿度も当然ながら季節ごとに変化します。たとえば、夏は冷房を使うので、湿度が下がっていきます。

冬は元々、湿度が低いうえに暖房を使うため、ますます湿度が低下してしまいます。結局、冷暖房を使用することで室内は湿度低下、乾燥気味となるので赤ら顔になってみたり、痒みが増してしまったりします。湿度が50%を下回ると、皮膚の水分量が減っていくので室内は50%以下にならないようにすることが重要です。

そのためには、加湿器の使用、また、濡れたタオルや洗濯物を室内に干すなどして、湿度を調整します。ただし、過剰な加湿は、カビの原因になりますので、湿度管理は注意して行いましょう。

 

●まとめ

 アトピー性皮膚炎は、強い痒みや肌荒れなどの症状だけでも辛いのに、その上人目にもつきやすい赤ら顔になることもあるので、気分まで滅入ってしまいます。

でも、赤ら顔になるのも、日常の生活習慣が大きく影響を与えていることは確かです。

まずは、自分の肌と向き合うことです。

どんな方法で、対策していくか、自分で考えてみるのも大切なことですね。

ぜひ、一度ご相談ください。

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