敏感肌の方はシミやくすみが起きやすいということがあります。
知らない間に、シミ(色素沈着)ができていたことはないでしょうか?
シミができるメカニズム
ニキビやかぶれなどの赤みや物理刺激が起こると、活性酸素が発生します。
活性酸素によって、表皮の中の基底層にある色素形成細胞が刺激を受けて、大量のメラニンを生成します。
それが排出されずに沈着してできるのが、赤みが起きた時の色素沈着です。
敏感肌の方は刺激を受けやすく、赤みが起きやすい肌です。赤みが慢性的に起きていると、活性酸素も発生しやすい状態になっています。また、刺激を受けることで、赤み以外に痒みが起きると、搔く行為が肌に刺激を与えてしまい、メラニンが増えてしまいます。
そのため、シミができやすいのです。
通常は、肌の新陳代謝が活発であれば、約28日周期で表皮が角質となってはがれ落ちるときにメラニン色素も排出されるのですが、肌の代謝が乱れていると、うまく排出されません。
敏感肌の方は、肌の代謝が乱れてしまうことが多く、メラニンが排出されにくい環境の為、シミがなかなか消えないのです。
よくアトピーの方の肌が茶色くなってしまう時がありますが、慢性的に痒みや赤みが起きていることで、シミが起きているのです。
美白化粧品では、シミが消えない
シミ対策として、美白化粧品がありますが、使用してもシミが消えないことはないでしょうか?
美白化粧品を使えば、シミのもとであるメラニンが消えると思っている方も多いかと思いますが、実際には、美白化粧品は、メラニンを消すのではありません。ですので、今あるシミを消すものではありません。
では、美白化粧品ってなに?と疑問がわくのですが、メラニンを生成する酵素を阻害して、今後のシミを予防する為です。
メラノサイトに命令を出さないようにしたり、メラノサイトの働きを抑えることで、メラニンを生成しなかったり、メラニンを生成する酵素を分解したり、成熟を阻害することで、メラニンが働かないようにすることです。
シミは美白するよりも、肌を健康にすること
シミのことばかり考えた対策ですと、敏感肌の状態では、刺激が強すぎて、それによるシミが増えたり、シミが濃くなったりすること。
よくありがちな対策がシミ取りレーザーです。
レーザー使用時は、当然肌が赤くなるかと思います。
通常は、赤みが引いて、かさぶたができて、剥がれた後は、きれいな肌になっているとか、シミが薄くなるはずと思っていたのに、赤みがいつまでも、おさまらないとか、結果的にシミが濃くなってしまったということもあります。
刺激を受けることによる活性酸素の発生で、メラニンが生成された状態ということです。
健康な肌は、常在菌のバランスが保たれていることです。ニキビ菌やマラセチア(真菌)を悪者扱いするだけではなく、それらが悪さをしない肌つくりをしてきましょう。
まずは、ご相談ください。
体からシミを作らない食生活
メラニンを刺激する活性酸素はストレスによっても発生していきます。普段からストレス於溜めない生活習慣も心がけるとよいでしょう。
シミと言えば、ビタミンCを摂取して頂くことがまずは基本です。
体内で合成することができない為、食事から摂取することです。ビタミンCは水溶性なので摂取しても体外に排出されやすい性質があります。ストレスを蓄積しやすい方やたばこを吸われる方は、ビタミンCが消費されやすいです。果物や野菜を積極的に摂取していきましょう。
敏感肌の方にとってはちょっとしたことでも、肌が傷つきやすい状態であることを認識しておく必要があります。
シミの対策としては、代謝がきちんと行われて、肌が健康な状態することです。
そして新たなシミを作らない日常生活などを心がけることです。
まずは、ご相談してください。