不安定な肌と向き合うスキンケア
普段使っている化粧品になのにつけるとなんだかヒリヒリする、チリチリする、赤くなるなど刺激感を感じることはありませんか?
あなたの肌はとても不安定な肌状態です。一度落ち着いても、赤みや痒み、火照り、ヒリヒリなど、ぶり返しやすい肌状態です。
赤くなる、ヒリヒリする=普段使っている化粧品が合わなくなった?
化粧品を変えたほうがいいのではないか?と思い始めるかもしれません。
それで赤ら顔やヒリヒリなどが治まることもありますが、化粧品を変えたところで、ヒリヒリ感は治まらないことも多いです。
化粧品を変えたら、逆に今まで以上に肌の赤みが起きた、ヒリヒリ感、乾燥感が増すことだってあると思います。どんどん化粧品を変えていく間に、どんな化粧品も私には合わないということになってしまうかもしれません。
でも、化粧品が合わないわけではありません。
もちろん、選択した化粧品が刺激が強すぎる場合もありますが、基本的には、自分の肌状態に関係しています。
化粧品でヒリヒリ・赤くなる時の肌
健康な肌はバリヤ機能がしっかり働いていて、保湿力も整った状態である為に、異物や細菌の侵入が起きることがありません。そのため、ニキビ菌の増殖は黄色ブドウ球菌の増殖も起きることがなく、バランスよく常在菌が存在しています。
しかし、何らかの要因で、バリヤ機能が弱くなってしまった場合、赤みや痒みやニキビなど、肌トラブルが起きやすくなります。今まで使っていた化粧品も刺激と認識されることで、痒い、赤くなる、ヒリヒリするなどの症状が起きやすくなります。
●肌のバリヤ機能が弱くなっている肌状態
いつも使っている化粧品がヒリヒリ、火照る要因
湿度が低くなることで、肌が乾燥
秋や冬になると夏と比べて湿度が下がります。
この湿度の調節は私たちの体や肌の変化にとても大きく影響しており、快適だと感じる湿度があるだけではなく、病気や肌トラブルにかかりやすい湿度もあるほどです。
肌にいい湿度は65%~75%と言われています
肌の乾燥が始まる湿度は、約60%と言われています。
東京の湿度は11月で60%代、12月には60%以下です。
その年によって、9月や10月の時点で、60%代の数値もあれば、年間通して、湿度が低い年もあります。(参考:気象庁 湿度変化)
10月からは、乾燥しやすい時期に移行するので、その時期が肌の乾燥からくるトラブルが起きやすいと考えます。
また気温が低いと、室内では、暖房を使うことで、更に湿度が低くなります。気づけば20%以下になってしまうことも。
空気が乾燥することで、皮膚表面の角層にある細胞が乾燥しやすくなります。
角層の細胞が剥がれることで、バリヤ機能が低下し、細菌や異物の侵入が起こりやすく、肌の赤みや痒み、またはカブレなどを引き起こします。
同時に、保湿力の低下が起こります、余計に細胞が剥がれやすくなり、症状の悪化を招きます。
間違ったスキンケアの継続
ピーリングやレーザーや薬など、肌に刺激を与えすぎていると、肌のバリア機能が低下してしまいます。
そのため、刺激物の侵入が起こりやすくなり、本来ならば、刺激と感知しない化粧水や美容液までもが、刺激物と認識し、しみる、ヒリヒリと感じてしまいます。また、メイクの落とし方やメイクの仕方、洗顔方法など、肌にとって負担が大きいスキンケアを行っていると、同様にバリア機能が低下してしまい、赤ら顔の原因にもなります。
不安的な肌(ゆらぎ肌)に必要な対策方法
肌の状態を整えること
赤みや痒み、ヒリヒリするなどが続く場合は、スキンケアで肌の状態を整えていきましょう
焦って薬を安易に使うことはお勧めできません。自己判断をせずに、正しく薬は使うことです。
見た目の赤みや痒みは落ち着いても、抑えているだけに過ぎません。薬の種類によっては肌の免疫を低下させる場合もあります。
なるべく薬に頼らないで、肌を健康な状態にしていくことで、赤ら顔を解消することが望ましいです。
肌状態に合わせたスキンケアを行い肌のバリア機能を高めることが基本です。
自分の肌にあったスキンケアを知りたい方はメール相談または、カウンセリングにご来店下さい。
部屋の湿度を調整
加湿器や濡れたタオルや洗濯物を置いて湿度をあげましょう。
ただ、加湿器は、湿度を上げるのに一番効果的な方法ではありますが、メンテナンスをしっかり行っておこなう必要があります。
清掃を怠り、水の中で細菌などが繁殖してしまうと、一緒に微粒子化してしまう為加湿器病につながる可能性があります。
トレーやタンクなどこまめな掃除を行うことが大事です。
部屋の湿度を保ちつつ、肌の対策も同時に行いましょう。
生活習慣も整えましょう。
質の良い睡眠時間の確保を行いましょう。睡眠不足によって、肌の中に存在する天然保湿因子が不足してきます。そのため、肌が乾きやすくなります。乾いた肌は、バリア機能が低下して赤みや痒みやヒリヒリ感を感じやすくさせてしまいます。
寝だめで睡眠を補うのではなく、毎日規則正しい生活リズムを作ることが、睡眠の質を安定化させることにも繋がります。
体を冷やさないことも、肌の免疫力アップに繋がります。女性の場合、短いスカートや襟元が大きくあいた洋服などは、熱が外に逃げてしまいます。食生活でも、野菜や大豆類を含んだバランスの良い食事をしたり、身体を温める意味で温かい食べ物を積極的に摂りましょう。
身体の内側からも力を入れていくことで、敏感になった肌にアプローチすることができますよ。
肌に最適な湿度を保っているのに、肌が乾く場合は、要注意です。
まずは、ご相談下さい。